日常会話でよく使うフレーズ『誰(人)に、何(物)を、どうした』という目的語が2つ存在する文章があります。
例えば、
友達にプレゼントをあげる。
I give a present to my friend.
これは、
となります。
では、友達にプレゼントを買う。は I buy a present to my friend.でしょうか?
××ばつ~~です。 I buy a present for my friend. です。
どうしてぇ? 日本語だとどちらも 友達に なのに。英語わからん。
ですよね。そんな人こそ、第4文型です。すっきり解決できますよ。
答えはこれです
第4文型 S / V / O1 / O2
O1は(~に)です。~に入るのは主に人です。
O2 は(~を)です。~に入るのは主に物です。
なので、S+V+人+物 の順番で言う(置く)とtoかforか悩む必要がなくなります。
基本の形
まず、主語(S)は、述語(V)する、を言い(置き)ましょう。
そのあとで、その対象(目的)となるもの 人 + 物 の順番で言い(置き)ましょう。
応用
第4文型は to 人 または、 for 人 という形で第3文型で表すこともできます。
to 人 または、 for 人 かは、述語(動詞 V)によって決まっています。
大まかな簡単な見分け方と動詞を紹介します。
to 人は、目の前に人がいて何か(物や言葉や考え)を直接動かすイメージの動詞。
【give型の動詞】 | |
---|---|
give | 与える |
tell | 伝える |
teach | 教える |
hand | 手渡す |
show | 見せる |
for 人は、頭に思い描いている人がいて。その人のために何かをするイメージの動詞。
【buy型の動詞】 | |
---|---|
buy | 買う |
get | 手に入れる |
make | 作る |
cook | 料理する |
call | 呼ぶ |
ポイント
1.誰かに何かをどうする と言い(置き)たい時は、この第4文型(S+V+人+物の順)で並べてみてください。
もちろん例外もいくつかありますが、まずはこの型を使いこなすことです。
2.第4文型は、to 人、for 人で、第3文型に基本的には書き換えられます。
厳密に言うとニュアンスは少し違っています。
主張したいこと | 英文 | 和文 |
---|---|---|
その話に関しては言った と主張したい時 | I told the story to you. | その話言ったよね。 |
絶対あなたに、既に 言ったと主張したい時 | I told you the story. | あなたに言ったよね。 |
日本語訳のようなニュアンスですが、声の強弱や間などよってもかわってきます。
なので気にせず、まずは使ってみよう。
問題
主語(だれは)と目的語(だれに)を考えて全て第4文型で答えてください。
1 | この本あげる!(目の前の人に) |
2 | 友達が花をくれたんだ。 |
3 | 友達が英語を教えてくれるよ。 |
4 | お母さんに花をかったよ。 |
5 | それいったでしょ!(目の前の人に) |
答え
主語(だれが) | 目的語(だれに) | ||
---|---|---|---|
1 | I’ll give you this book. | Iが | youに |
2 | My friend gave me flowers. | My friendが | meに |
3 | My friend will teach you English. | My friendが | youに |
4 | I bought my mother some flowers. | Iが | my motherに |
5 | I told you that! | Iが | youに |
日本語は主語を省略して話すことが多いですが、英語では必ず主語が必要です。
日本語の話し言葉から英語に直すときに、この主語がわからくなる方も多いです。
普段から主語を考えてみる練習をはじめてくださいね。少しずつ遊びながらゲーム感覚でやってみると楽しいですよ。そんなおすすめのツールを紹介します。良かったら読んでみてくださいね。
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