文章の中ではとても大事な役割を果たすのですが、助動詞だけでは文章はなりたちません。
必ずメインの述語動詞が必要です。
述語動詞によって疑問文や否定文の作り方が違うのはすでにみんな知っていると思いますが、
助動詞がある文章では、この疑問文や否定文も助動詞が大活躍します。
影響力すごいね。映画やドラマで言うなら、名わき役だね。
主役はかならず必要だけど、わき役によってその作品の印象が違うよね。
わき役さんを上手に生かせる監督さんは名監督だよね~~。
そうそう。そういうことなのです。
この助動詞という名わき役を上手に会話に生かすことができれば、
ほぼネイティブ。それぐらい奥が深いものですね。
助動詞5つと助動詞的なもの3つ
中学で習う助動詞5つと助動詞的なものを3つ習います。
助動詞的なものというのは、be going to, be able to, have toの3つです。
日本語訳が、それぞれ助動詞の will, can, mustと似ているので、中学では助動詞として習いますが疑問文、否定文が助動詞とは違うので混乱する方も多いです。
ですので、ここでは助動詞的なものとして説明します。
助動詞5つ
番号 | 助動詞 | 日本語訳 |
---|---|---|
1 | will | ~でしょう。~つもり。(未来)(意志) |
2 | can | ~できる。~可能だ。(能力)(可能性) |
3 | must | ~しなければならない。(義務)(責任) |
4 | may | ~してもよい。(許可) |
5 | should | ~すべき。~したほうがよい。(義務)(提案) |
助動詞的なもの3つ
番号 | 動詞(助動詞) | 日本語訳 |
---|---|---|
1 | be going to | ~でしょう。~つもり。(未来)(計画) |
2 | be able to | ~できる。(能力) |
3 | have to | ~しなければならない。(義務) |
※助動詞の1~3までと助動詞的なものの1~3までは、意味が似ています。
1. will = be going to、2. can = be able to、3. must = have to
ほとんどの場合は、それぞれ置換可能です。しかし上級になるころには微妙なニュアンスの違いも意識するようになり置き換えれない場合もわかるようになります。
最初はどっちでも好きなほうを、まず使ってみる。
使ってるうちに微妙な違いが分かってくるので、
そうしたら上級チャレンジですね。
急いで理解したい方は、上級編もどうぞ。
疑問文と否定文の作り方
まずは、助動詞のある文章の作り方をみてみましょう。
●主語がHe(彼)の時の一般動詞の文に助動詞をつける。
※動詞の部分だけが can + 動詞の原形(もとの形)と変化します。
He speaks Japanese. (彼は英語を話します。)
という文章が、助動詞の影響を受けて
He can speak Japanese. (彼は英語を話すことができます。/英語をはなせます。)
というニュアンスの文章に変わりました。
次に、それを否定文・疑問文にしてみましょう。
●He can speak Japanese.を否定文・疑問文にしそれにこたえてみます。
述語動詞がbe動詞と一般動詞の違い
助動詞の後ろは、一般動詞だけでなくbe動詞(am,are,is)が続くこともあります。
助動詞 + 動詞の原形 なので、それぞれ下記のようになります。
未来を表現するwillも助動詞です。未来のことを表す表現の復習もしてみてね。
助動詞+助動詞は並べることができません。
助動詞はうしろの動詞に意味を持たせるものなので、助動詞 + 助動詞は できません。
でも、「英語を話すことができるようになるでしょう。」
って日本語では言うよ。
I will can speak Japanese.じゃだめなの?
残念ながら、will can は絶対にできません。
そんな時に大活躍するのが、【助動詞的なもの】です。
I will be able to speak Japanese next year. (私は来年には日本語を話せるでしょう。)
この文章はwillが助動詞の否定文・疑問文と作り方は同じです。
【助動詞的なもの】の否定文・疑問文の作り方
●be going to と be able toは、述語動詞がbe動詞の文章なので、
be動詞の否定文・疑問文と作り方は同じです。復習はこちらも見てね。
●have toは、述語動詞が一般動詞の文章なので、
一般動詞の否定文・疑問文と作り方は同じです。復習はこちらも見てね。
少しずつ表現幅が増えて楽しくなってきましたね。
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