日本語では、現在形と未来形をきっちりわけて話すことは少ないと思います。例えば、駅で電車が今目の前に来る時も、5分後に来る時も「電車が来ます。」「電車が5分後に来ます。」となり、5分後という言葉を付け加えるだけです。
他には、3ヵ月後の夏休みに北海道に行く時も、毎年北海道に行くという習慣も「夏休みに北海道に行きます。」「毎年夏に北海道に行きます。」と、やはり夏休みや毎年夏に等の言葉を付け加えるだけでわかります。
ただ不確実な未来に対しては、「北海道に行くつもりです。」や「北海道にいくだろう。」という表現を使いますね。未来形の英語を、和訳した時にその訳の何かぎこちない感じに戸惑う英語初心者さんはたくさんいます。
英語は単純に今を基準として、今や習慣的なことは【現在形】、今より前に起こったことは【過去形】、今より後に起こることは【未来形】で表します。過去⇒現在⇒未来の時間の動きがはっきりしている言語ですね。では、未来形をマスターしましょう。
あなたは今ここにいます。あなたは昨日ここにいました。って言えるようになりましたね。
うん、You are here. と You were here yesterday. be動詞を現在と過去で使い分けるんだよね。
excellent! そうですね。動詞で現在か過去かがわかるのですね。
あなたは明日ここにいます。の時は、tomorrowをつければいいんだよね。You are here tomorrow. (✖ですよ~)
残念。日本語では、今も 明日も『います。』と言い、時を表す単語『今』や『明日』や『来週の土曜日』とつけるだけなのですが、英語では
過去⇒現在⇒未来と動詞が変化しますよ。
未来を表す文章の答えはこれ
You will be here tomorrow.
※be動詞の文も一般動詞の文も動詞の部分だけが will+ 動詞の原形(もとの形)と変化します。
否定文はYou will not be here tomorrow.
疑問文は will you be here tomorrow?
未来を表す助動詞のwillを使います。be動詞と一般動詞の違いも見てみましょ♪
未来形とは
英語は過去⇒現在⇒未来という時制を動詞の変化によって明確に表現する言語です。
では、私たちの日本語もそうでしょうか…? あまり普段考えませんよね。
例えば、
私は昨日、ごはんを食べました。
私は毎日、ごはんを食べます。
私は明日の朝、ごはんを食べます。
私は、夏休み海外旅行に言った時でさえ、ごはんを食べます。
このように日本語は【過去】か 【 過去ではない 】 かに分かれているだけで未来形がありません。
日本語には未来形はないのです。
大概、教科書の訳で未来形の英語を訳すときに『~~でしょう。』とか『~~するつもり。』という表現を使っています。これは、日本語では推量ですね。(うっ、よくわからん。(-.-;)
例えば上の例 私は明日の朝、ごはんを食べます。
を英語に直すと
I will eat rice tomorrow moning.となり、それを受験勉強の訳に直すと、私は明日の朝、ごはん(米)を食べるつもりです。とか、食べるでしょう。となります。少し違和感がありますね。
パンにするかもってことかなぁ~?とか、食べないかもしれないって言いたいのかなぁ~?とか??
でもテスト勉強をしている人は 『~~でしょう。』とか『~~するつもり。』 のように訳してくださいね。
日本語訳の違和感の理由は、日本語には未来形はない。~~でしょう。~~するつもり。は日本語では推量である。という2点からですね。
日本語訳から英語訳を考えている方はこのポイントで立ち止まる方も多いです。
日本語と英語は全く異なる言語です。英語は今を基準に過ぎたことを過去、まだ起きていないことを未来という時制で表す言語で、未来にはWill または、be going to を まだおきていないよと伝える記号として置くんだな~とおもったら少しはスッキリするかな。
未来形の形
未来形の種類は3つ
未来形の種類は【will】【be going to】【現在進行形】の3種類です。少しづつ使い方やニュアンスなどが違います。
will【予測】【意思】
使い方 | 例文 |
---|---|
たぶんこうだろうという予測 | The battery of my smartphone will not last for 3 hours. (スマートフォンのバッテリーが3時間持たないだろう。) |
今決めた意思 | I will use my card to buy a drink. (飲みもを買うのにカードを使おうっと。) |
今とっさに決めた意思 | I will take it. (私でま~す。)電話などで自分がでると表明する時 |
be going to【予測】【意思】【予定】
明らかな根拠のある予測 | It is going to be an extremely hot day. |
あらかじめ決めている意思 | I am going to get some drinks. |
前もって決めている予定 | I am going to visit Kyoto this weekend. |
近い未来は現在進行形【予定】
もうすでに決まっている予定 | I am visiting Kyoto tonight. |
ポイント
まだおきていな出来事にはwillかbe going to
今現在から後に起こる出来事には、とにかくwillかbe going toを記号として動詞の前に置いてみる。
使い方を覚えるには
使い方を覚えるには意識しながら英語のドラマや映画などを沢山聞いてみることをおすすめします。種類のところで漠然とした使い方の目安も書きましたが、実際ネイティブスピーカーたちがどのように使っているのかに慣れていく事が一番です。感覚的なものなので慣れていくのが一番です。
この音を覚えると便利
I am going to⇒ I’m gonna / You are going to ⇒ you’re gonna / She is going to ⇒ She’s gonna
ドラマやお料理番組を見てもらうとこの gona(ゴナ)という音がよく聞こえてきます。
例えば、「塩を入れます。」と言うときも「I’m gonna put some salt in it.」と今からすることの前にbe going to をよく使っています。
未来形と日本語で言われると何か仰々しい感じがしますが、今より後に行うことや起こることは基本的に未来のマークを付けるという感じですね。
問題:未来形の文に変更しよう
日本語 | 英語 |
---|---|
今日はポイント5倍デーだからたくさん買う。 | Today I can earn five times more points than usual, so I buy a lot. |
疲れたなぁ。出前をしてもらう。 | I am tired. I get food delivered. |
電車がもうすぐ到着する。 | The train arrives soon. |
雷だ、もうすぐ雨が降る。 | It’s thunder, it’s rain soon. |
夏休みに海外に行く。 | I go abroad during the summer vacation. |
答え
日本語 | 英語 |
---|---|
今日はポイント5倍デーだからたくさん買おう! | Today I can earn five times more points than usual, so I am going to buy a lot. |
疲れたなぁ。出前をしてもらうかな。 | I am tired. I will get food delivered. |
電車がもうすぐくる。 | The train is arriving soon. |
雷だ、もうすぐ雨が降るだろう。 | It’s thunder, it’s going to rain soon. |
夏休みに海外に行くつもり。 | I’m goingtogo abroad during the summer vacation. |
頭で考えると、どれがどう?とわからなくなると思います。
たくさん聞いて慣れていってくださいね。
人によって使い方が違うことも発見すると面白いですよ。
最初は、すべて be going toを今より後に起きることにはつけていたよ。それで大丈夫だよ。そのうち気づくから。
過去の表現も復習してみてね。
現在の表現も復習してみてね。
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