家族から週末買い物に行く?って聞かれて、「行くよ。」「行かないよ。」ってはっきり決まっていることってすくないですよね。
「うん、行くかもしれない。」「あっ。行かなくちゃ。」「行ってもいいよ。」って週末の状況次第で返事はかわりますね。
そんな微妙な状況や心情を含めることができるのが【助動詞】です。動詞を助けるというだけあって、動詞にいろんなニュアンスを付け加えてくれます。使いこなせると自分の微妙な気持ちをシンプルに伝えることができるので表現の幅がひろがります。
今週末は買い物に行きますか?
うん、行くかもしれない。
どうして、かもしれないの? 「行く。」ではダメなのですか?
時間があれば行くけど、
状況によって行かないかもしれない。
なるほど。時間があれば、行くのですね。
微妙な気持ちが『かもしれない』のですね。面白いですね。それを今回はやってみましょう。どのように表現すればいいのでしょうか?
答えはこれです
【 I might go. ( if I have time.)】
行くかもしれない。の中には、もし~ならばというニュアンスがすでに入っています。
なので
● I might go. (行くかもしれない。)
という言い方を、複文で、
● If I have time, I will go. (時間があれば、行くつもり。)
と言っても大丈夫です。
※ might go と will go の might とwill が助動詞です。
助動詞とは
助動詞って、いったい何でしょうか?
動詞に話し手の微妙なニュアンスを付け加えることができるものです。
助動詞という文字通り 動詞を助けて意味をもたせる小道具です。
例えば
行くという動詞だけでも
I might go. 行くかも。 | (もし条件がそろえば、行く。) |
I will go. 行くつもり。 | (特に深く考えずにたぶん、行く。) |
I have to go. 行かなくちゃ。 | (必要があるので、行く。) |
I should go. 行くはずだよ。 | (何か別の条件がない限り、行く。) |
I can go. 行けるよ | (別の条件がないので必要ならば、行く。) |
( )の中の気持ちはその時々によってかわりますが、助動詞の中には
行くという動作の中に話し手の気持ちや状況が反映されています。
助動詞の使い方
基本の形は ⇒ 助動詞 + 動詞の原形
動詞の前に置きます。そして、助動詞の後ろは必ず動詞の原形になります。
動詞の原形が気になる人は、be動詞(am,are,is)や三人称単数を見てみるとよくわかりますよそれもまた伝えますね。💖
疑問文否定文の作り方は少し知識が必要なので、まずは自分のことを伝えるときに使って慣れていきましょう。
助動詞いろいろ
助動詞の種類は厳密にいうと15個です。
その中からよく使うものを5つ選んで紹介します。
will | ~つもり。~でしょう。 | You will go there. | あなたは、そこに行くでしょう。 |
can | 〜できる | You can go there. | あなたは、そこに行ける。 |
have to | 〜しなければならない | You have to go there. | あなたは、そこに行かなければならない。 |
may | 〜してもよい | You may go there. | あなたは、そこに行ってもよい。 |
should | 〜すべきです | You should go there. | あなたは、そこに行くべきです。 |
※Should を【助動詞とは】の中の例えでは I should go(行くはず)としていますが、
【助動詞いろいろ】の中の例文では you should go there.(あなたは、そこに行くべきです)としています。
助動詞は1つの単語で沢山の意味(訳)を含んでいるものもあります。
(実はネイティブのニュアンスは一つですが、日本語に直すといろいろな意味になる。)
表現の幅が増えとても便利な単語ですが、いちどに沢山覚えると混乱するので、まずは上にあげた5つをしっかりマスターしましょう。
もっと詳しく知りたい人にまた、助動詞を何パーセント現実に近いかで感覚を身に着ける方法を詳しい説明した情報も作りますね。💖
ポイント
日常生活で頻出のものから使い慣れる
表現の幅が増えとても便利な単語ですが、いちどに沢山覚えると混乱するので、まずは日常生活で頻出のものから使って慣れていきましょう。
日常生活でよく使うものはそんなに沢山ありません。まずは 慣れることが大事ですね。
助動詞の後ろに続く動詞は必ず原形
もうすでにご存じの方もいるとおもうのですが、動詞は過去形や過去分詞形や主語が三人称単数の時にsが付いたりと形が変わります。助動詞の後ろは必ず原形なので、なれると使いやすいですね。
シンプルに気持ちを伝えられる
助動詞と過去分詞形を使いこなせるようになるとさらにシンプルに気持ちを伝えられるようになります。
例えば、私が昔よく使っていた言い訳の魔法の言葉。
「I should have done. + 悲しい顔😢」
テストの点数が悪くて、叱られたときにこれが使えます。
「勉強すべきだった。」という意味なのですが、その中に(そうなんだよね。でもしなかったんだよね。後悔してるよ。ごめん。)も含まれるので、言い訳を考える必要がないのだなぁ。うん。シンプル。
問題
助動詞を使って英語にしてみましょう。
1 | 部屋の掃除をしなくっちゃ。 | (clean the room) |
2 | 写真を撮ってもよいです。 | (take a picture) |
3 | 旅行に行くかもしれない。 | (go on a trip) |
4 | 私ピアノ弾けるよ。 | (play the piano) |
5 | 明日は、カラオケに行くつもり。 | (go to karaoke) |
答え
1 | I have to clean the room. | 部屋の掃除をしなくっちゃ。 |
2 | You may take a picture. | 写真を撮ってもよいです。 |
3 | I might go on a trip. | 旅行に行くかもしれない。 |
4 | I can play the piano. | 私ピアノ弾けるよ。 |
5 | I will go to karaoke tomorrow. | 明日は、カラオケに行くつもり。 |
2 You may take a picture.は許可を与える時によく使われます。
なので、友達に 「写真撮っていいよ。」とカジュアルな感じにいう時は
You can take a picture. のほうがよく使われます。
助動詞の持つニュアンスは人によって違ったり、国によって少し違ってたりします。
最初は確実なものから少しずつなれて、知識を積み上げていくといいですね。
おすすめの動画もお知らせしますね。💖
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