英語が話せるようになりたい!の目的はひとそれぞれ。目的を知ることで最短の勉強方法がわかります。
「英語が話せるようになりたいけど、何から勉強はじめればよい?」とよく聞かれます。
そうだよね。みんな英語が話せるようになりたいけど、勉強するの面倒くさいなぁとか。最短の勉強方法ないのかなぁとか思っているよね。はやく答えを教えて!って
でも答えはひとつではないのですねぇ。これが。
いつも、その方の【英語が話せる】の意味を探りアドバイスを変えています。
その人の目的次第で、最短の勉強方法や英語を話せるようになるまでの期間は全然違ってきます。
たとえばこんな目的です。
- 人前でスピーチをする
- 接客業でお客様と話す
- 英語面接を受ける
- 海外旅行に行く
- 道で困ったている外国人を助ける
英語0ゼロからTOEIC900点台をめざし、いろいろな段階での【英語が話せる】を経験した筆者が(相手と話す⇔一人で話す)と(事前準備できる⇔できない)の2つの軸でカテゴリーわけし効率のよい勉強方法をまとめてみました。
ご自身が何をする目的で【英語が話せる】ようになりたいかを考え、それぞれにあった最適な勉強方法を見つける参考にしてもらえたらと思います。
目的によれば、英語が苦手な方でも3ヵ月、遅くとも6ヵ月ぐらいで、目的に達することも出来るでしょう。そのヒントもお伝えします。
【英語を話す】目的別カテゴリー表
縦軸は | |||
相手と話す Talk コミュニケーションをとる | ⇔ | 一人で話す speech 自分の意見を伝える |
横軸は | |||
事前準備できる ある程度想定ができる | ⇔ | できない その時のアドリブ |
カテゴリー①
♬会話を楽しむことが目的で、事前準備ができるメリットがある
●海外旅行での買い物
●外国の友達を作る
●海外旅行でのトラブル対応
●道で困っている外国人を助ける
ダンスで例えるなら、キューバンサルサでしょう。
相手とのコミュニケーションを楽しむことが目的です。
基本さえマスターすれば後はどんどんいろんな人と接することでスキルが上達します。もちろん想定外のこともあり、時には大きな失敗もあると思いますがそれさえも楽しむ気持ちが一番大切かもしれません。
カテゴリー②
♬自分の意見を伝える事が目的で、事前準備ができるメリットがある
●接客業でお客様と話す
●子供英語教室での講師
●英語のスピーチ
●英語面接をうける
ダンスで例えるなら、ショーダンスでしょうか。人前で自分のスキルを見せる必要があるので、事前にしっかり準備し間違いや失敗をできるかぎり少なくする必要があります。
もちろんそれぞれの目的にあわせて高度なパフォーマンスが求められますが、事前に準備できることが最大のメリットです。完璧と思えるまで準備したらあとは堂々と自信があるように見せることが大切かもしれません。
カテゴリー③
♬自分の意見を伝える事が目的で、事前準備はできないが、想定外のことを楽しめるメリットがる
●外国の友達の相談にのる
●職場の外国人にアドバイスや説明をする
ダンスで例えるなら、ストリートパフォーマーでしょうか。
人前で自分を表現し、そのパフォーマンス次第で相手の反応が変化するのを肌で感じられるメリットがあります。
日ごろから多くのことを経験し、自分が相手に伝えたいことは何かをざっくりとまとめておくとスムーズに事が運ぶと思います。もちろん想定外の反応に落ち込んだり、予想以上の反応に喜びが湧き上がる時もあると思います。すべてを楽しめる心の準備と余裕が大切かもしれません。
カテゴリー④
♬会話を楽しむことが目的で、事前準備はできないが、想定外のことを楽しめるメリットがる
●インタビューなどされて自分の意見を言う
●英語を使っての営業
●スピーチの後の質疑応答
●ディベートに参加する
ダンスでたとえるなら、ダンスバトルでしょうか。このカテゴリーを目標にする方は、既に基礎的なことは全てマスターし、ある程度自信もでてきている頃でしょう。自分の力を試したい!と思っている方は是非このカテゴリを目標にしてみてください。
とはいえ、もちろん想定外のこと、良くも悪くも期待していなかった相手の反応もあると思います。すべてが次のステップへのヒントになることも、ここを目指す方はすで知っていらっしゃると思います。是非是非さらに上を目指してください。応援しています。
カテゴリー1の学習方法と時間の目安
◆学習時間の目安:3ヵ月(お気楽にいくなら12ヵ月)
◆学習方法:
①目的に合った会話集を見つけて覚えましょう
②そのあとで、中学レベルの文法を復習すれば大丈夫です
※youtubeなどで目的にあった動画を見て、耳を鍛えておくことも忘れないで!
コミュニケーションには話す力だけでなく聞く力も大事です。そのエピソードはこちら。
カテゴリー2の学習方法と時間の目安
◆学習時間の目安:6ヵ月(お気楽にいくなら24ヵ月)
◆学習方法:
①まず中学レベルの文法の復習をしましょう
②基本がマスター出来たら、自分の目的に合わせて文章を作ってみます。
かならず、表現があっているか調べなおしてください。その時に実力がつきますよ。
調べ方は Google 翻訳をつかってもいいですし、無料で使えるアプリもあります。
③これで完璧という文章ができたら、何度も何度も声に出して覚えます。俳優さんになったつもりでセリフを覚えるように丸暗記します。
カテゴリー3の学習方法と時間の目安
◆学習時間の目安:12ヵ月(お気楽にいくなら48ヵ月)
◆学習方法:
①最初の3ヵ月間は、基本的な中学レベルの文法マスターをしながら、毎日英語の映画やドラマ、youtube動画を見てください。
②カテゴリー1の海外旅行で買い物を一旦現在の目標にして、会話集を暗記してください。
③旅にでてみましょう。
④自分の弱点がわかったらその克服をします。
※このカテゴリー3は英語の文法力や単語力以上に相手の文化背景を知ることや、話す内容の知識や、経験が必要になってきます。これがかなり時間がかかるんですよね。なので最初からこの力をつけるため海外の方の生活や考え方がわかる動画を見てくださいね。
異文化理解に関してもいくつか記事を書いています。よかったら見てくださいね。
カテゴリー4の学習方法と時間の目安
◆学習時間の目安:人によりますが、初心者からこの目的を達成できるまでは少なくとも5年以上はかかるでしょう。話す内容や質にもよります。そしてどういう状態で目的達成と思うかにもよります。英語を使って営業するだけが目的であれば1年ぐらい、でも営業でトラブルに巻き込まれず、営業成績を出すまでのレベルになるとかなり時間がかかると思われます。
◆学習方法:高度なスキルが必要なので、ここは学習方法ははぶきますね。私もまだまだ勉強中です。
※初心者だけど、海外営業が目標なのに!と思った方もあきらめないでね。
心の強ささえあれば、英単語だけでガンガン結果を出している人もいます。
私が英文事務をしていた頃、中近東の営業マンは単語だけでガンガン営業を仕掛けてきましたよ。その圧と明るさに負けて決裁者につないだこともあります。要は情熱ですね。
英語を楽しむならこの目的がおススメ
カテゴリー0ゼロがおすすめです
英語で毎日の生活が楽しくなればいいなぁと思っただけ、頑張ったり辛いの嫌だよ~って方いますよね。
実は、私がそうでした。英語を頑張ってお金を稼ぎたいとか、試験に受かりたいとかそういう高尚な目的はなく、自分の生活を変えたいなぁって思っただけです。なのでゆる~くここまできました。
目的そのものをスキルアップした感じです。
こんな感じです。
カテゴリー① | ↓ | ワーキングホリデー・一人旅 |
↓ | 友達とメールやskypでコミュニケーション | |
カテゴリー② | ↓ | 英語での面接・子供英会話講師 子供英会話教室マネジャー(カテゴリー③) |
↓ | 英文事務 | |
↓ | ホテルでの接客 | |
カテゴリー③ | ↓ | 職場の外国人にアドバイスや説明をする 今は海外のお客様のご要望をお伺いしいろいろな提案をしています。 |
カテゴリー④ | 勉強中 | スムーズな海外顧客との取引ができるよう今も勉強中。 英語の語彙のとらえ方の壁、文化の壁、システムの壁まだまだ勉強する ことが山盛りです。 |
日常の中で楽しみながら、目的を変化させてスキルアップしていけるのが英語学習の醍醐味だと思います。気が付いたら景色が少しづつ違ってくることも楽しんでくださいね。
初心者におススメの目的と学習法
特に目的はなく、英語を始めたいけど何をすればいいかわからないという方は、海外個人旅行を目的にするといいと思います。最初から単語暗記や文法問題から入ると、お勉強好きな方はいいのですがほとんどの方は飽きてくると思います。そして学習時間は長くなればなるほどモチベーションが枯れはてます。
英語できると楽しいかも。もっといろいろ知りたいかも。って思えるところまで最初に一気に持っていく事が大事なカギだと思います。
たかだか海外旅行されど海外旅行です。でも、かならず個人旅行ですよ!国内にいる時から手配も全て自分で英語でこなし、現地でも多くの人とコミュニケーションをとることを目標に毎日過ごしてください。きっと次の目標が生まれていると思います。
それでは詳しい学習方法はこちらの別ページで紹介します。
ざっくりとした内容はこちらを見てください。
まずは海外旅行の会話集を準備しましょう。
week1情報収集:ネットで英語で検索
Week2旅行先決定:ネットでホテルやアクティビティを予約
Week3~6(1ヵ月)現地の動画を沢山みてイメージを膨らましましょう。
ここまでで1ヵ月半、会話集の必要なフレーズはほとんど暗記できた頃ですね。
では次の段階、基本中学英語の中でも
この7つを覚えて、動詞を増やしましょう。
Do you
Are you
Can you
Have you ever been to
How is(was) that
I would like to
I am
どんな場面でも応用できるようになります。
飛行機でも鳥でも飛び立つときに大きなエネルギーが必要ですね。エアコンでさえスタート時に一番エネルギーが必要で電気代がかかるそうですよ。
私たち人間も同じです。飛び立つまで、軌道にのるまでが、一番エネルギーを消費します。
消耗して気持ちが枯れてしまわないように楽しみながら一気にスタートをきりましょう。
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