「~だよね。」と同意を求めたり、確認したり、念を押したりすることは普段の会話でよくありますよね。
例えば、
こういう場合は英語ではどのように表現するのでしょうか?
英語の肯定文「今日は、いいお天気です。」だと、
なんかつっけんどんで自己完結なかんじがするし、
疑問文「今日は、いいお天気ですか?」は違うし、
こんなニュアンスってどう伝えるの?
そうですね。コミュニケーションの英語には文章の中にも表情が必要になってきますね。
そんな時に便利なのが【付加疑問文】です。今回はそれをやってみましょう。
この文章を読むと
- 文章にニュアンスを持った柔らかい表現ができるようになる。
- 付加疑問文の作り方がわかる。
- 付加疑問文の使い方がわかる。
質問の答えはこれです
It’s nice weather today, isn’t it?
肯定文の後に、疑問文を付け加える。「〇〇です。~よね。」のような文章を付加疑問文と言います。
付加疑問文の基本の形
メインの文章の後ろにコンマ( , )と疑問文の形を置くことで作ることが出来ます。
例えばメインの文が肯定文なら
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
It’s nice weather today, | isn’t itnice weather today? |
今日は、いいお天気です。 | よね? |
そして、メインの文が否定文なら
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
It is not nice weather today, | is itnice weather today? |
今日は、お天気よくないです。 | よね? |
実際話すときや、文章を書くときは、赤字の部分だけを使います。日本語でも『~よね。』だけ付け足すのと同じイメージです。
応用:付加疑問文のいろいろなパターン
付加疑問文はメインとなる文の後ろに、【(述語動詞(be動詞・一般動詞・助動詞)+ 主語】の形を付け加えることで作ります。
be動詞、一般動詞、助動詞にわけてパターンを確認しましょう。
be動詞の付加疑問文
isの場合
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
She is five years old, | isn’t she? |
彼女は5歳です | よね? |
amの場合
メインの文 | 付加疑問 | |
---|---|---|
I am a child fare, | am not I? | ☜作り方は正しいのですが、この言い方はしません。 かわりに「right?」を使います。 |
私は子供料金です | よね? | I’m a child fare, right? (私は子供料金ですよね) |
areの場合
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
You are tired, | aren’t you? |
あなたは疲れています | よね? |
一般動詞の付加疑問文
主語がI,You,と複数形
現在形
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
You have a cat, | don’t you? |
あなたは猫飼っています | よね? |
過去形
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
You had a cat, | didn’t you? |
あなたは猫飼っていました | よね? |
主語がHe,She,It 等の三人称算数
現在形
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
She has a cat, | doesn’t she? |
彼女は猫飼っています | よね? |
過去形
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
She had a cat, | didn’t she? |
彼女は猫飼っています | よね? |
助動詞の付加疑問文
canの場合
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
You can drive, | can‘t you? |
あなたは運転できます | よね? |
willの場合
メインの文 | 付加疑問 |
---|---|
Those shops will open tomorrow, | won’t they? |
あちらのお店は明日開店します | よね? |
付加疑問文のポイント
- メインの文が肯定文なら後ろは否定文の疑問形。It is ~~, isn’t it?
- メインの文が否定文なら後ろは肯定文の疑問形。It isn’t~~, is it?
- 現在、過去、未来など時制も反映される。
- 付加疑問の部分の主語は必ず代名詞※willの場合の付加疑問の部分【won’t they?】
Those shops が they になります。
付加疑問文の使い方いろいろ
同意を求める
「いいお天気ですね。」「これ美味しいですね。」「とても楽しいですね。」など
周りの人との共感や同意を求める時に使えます。
確認をする
「予約したよね。」「この映画みたよね。」「この料理食べたことあるよね。」など、
多分そうだと思うけど、少しあいまいなため軽く確認する。
念を押す
「明日はここに来るよね。」「傘持ったよね。」「覚えているよね。」
など、相手に忘れてほしくないことをリマインドする目的と念を押して確実なものにするために使えます。
あいづち
※付加疑問の一部として疑問文の部分をあいづちとしても使えます。
肯定文を否定文、否定文を肯定文に変更する必要はないですが主語が立場によって変わってきます。
少しだけ例をみてみましょう。
例えば
I have two cats.(私猫飼ってるんだ)
Do you? (そうなんだ)
外国人が英語で話していることはわかるけど、何て返事をすればいいかわからないのでコミュニケーションをとるのを躊躇するという方は是非この【疑問文であいづち】をマスターしてみてください。
驚いたように言ってみたり、悲しそうに言ってみたりと感情も表しながら使うことで会話がはずみます。
コミュニケーションを楽しんでください。
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